測量野帳用のペンに『キャップレス万年筆』を選んだ理由

測量野帳とキャップレス万年筆

仕事用のメモ帳として『測量野帳』を使い始めました。

当初は、ページ数も少なそうだし、デザインも古めかしくて敬遠していたのですが、内ポケットに収まりやすいサイズ感と紙質、立ち書きしやすい硬質な表紙など使いやすさを考え抜かれたミニマルデザインに惹かれ始め、ついに今年は手帳を買わず、測量野帳一本に絞ることにしました。

そうすると、こだわりたくなるのは測量野帳用のペンです。

色々と比較検討した結果、最終的にパイロットの『キャップレス万年筆』をチョイスしました。

今回はその選定理由について解説します。

コクヨ『測量野帳』の特徴とは

測量野帳誕生60年

万年筆の話に行く前に、まずは測量野帳の特徴を理解しましょう。

コクヨ『測量野帳』の特徴を簡単に三つにまとめると以下のようになります。

  • 片手持ち&内ポケット収納に最適なサイズ
  • 立っていても書きやすい硬い表紙
  • インクが染みない紙質

元々、1959年に発売された測量野帳は、高度経済成長期に建物が乱立する中、その秩序を守るために1949年に「測量法」が制定され、工事現場で様々な数値や図面をメモする機会が飛躍的に増えたことに対応した、立ち仕事の現場での利用を想定したメモ帳です。

測量野帳立ち書き

大橋巨泉さんの「はっぱふみふみ」で有名な万年筆エリートSが発売されたのが1969年(昭和44年)ですから、測量野帳の発売当時は万年筆の市場シェアもまだまだ高く、インクによる筆記でも透けない紙質を備えているのはそのためでもあります。

手軽に取り出し、立ったまま書くことができ、その上インクがにじまないという特性を持った測量野帳は現場でメモを取る機会の減った現代においても根強いファンを多く抱えています。

測量野帳万年筆にパイロット『キャップレス』を選んだ3つの理由

限定パイロット「キャップレス絣(カスリ)」

さて、それでは測量野帳向けの万年筆に『キャップレス』を選んだ理由を説明していきましょう。

ノック式万年筆なら片手で書き出せる

ほとんどの万年筆は基本的にキャップがついており、キャップを外すためには当然両手を使う必要があります。しかも使用後はキャップを締めなくてはいけません。

ほんのちょっとの手間ですが、測量野帳が持つ手軽さを最大限引き出すという意味では無駄な手間でありタイムロスと言えます。

その点、ノック式の『キャップレス万年筆』はボールペンのように片手で簡単に書き出すことができます。これは最大のメリットです。

愛すべき日本のメカニック

キャップレス機構は、パイロット社が1960年台に発表した独自技術で、世界でも類をみないユニークな技術です。

キャップレス万年筆は、日本よりも海外での人気が高く、海外では『バニシング・ポイント』というカッコいい名前で販売され、パイロットを代表するクールな万年筆として高い人気を誇っています。

Pilot Matte Black Vanishing Point Review

当初はプラチナ万年筆の「プラチナノック」をはじめ、真似をしようとするメーカーもありましたが、ペンを格納した際の密閉性の確保やインク漏れ対策はやはり難しいようで、パイロット以外の万年筆では商業的に成功した事例がほとんどなく、このキャップレスのカテゴリはパイロット社の独壇場となっています。

そんな、日本が生み出した超ユニークな機構は見ているだけでも楽しくなる逸品です。

所有感は妥協しない!限定モデル「絣(カスリ)」の美しさ

そして、今回私が選んだモデルは「キャップレス 絣(カスリ)」というモデルです。

PILOT パイロット 万年筆 キャップレス 絣 紺 中字

こちらは2015年の限定カラーとしてリリースされ、すでに生産を終了しているモデルとなります。

市場でもかなりの品薄になっており、大型の量販店で多少在庫がある程度になっているとか。

そんな絣は、現行の限定カラー「アズール」よりもシックで大人な印象を与えてくれる上品な万年筆に仕上がっています。

結論:測量野帳×キャップレス万年筆は最強

いかがでしたでしょうか?

測量野帳を使っている時点で、周囲への「分かってる」アピールであることは間違いないので、万年筆選びでも「分かってる」感をしっかり出していきたいですね。

測量野帳の手軽さを最大限に引き出す相棒として、パイロットのキャップレス万年筆を胸ポケットに忍ばせてみましょう!

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