
最近、キャップにハマっています。
コロナ以降、在宅勤務で外出が減る中、たまの散歩などでわざわざ寝癖を治すのも煩わしく、キャップを被るようになったところ、その便利さとファッション性にどハマりしてしまったんですよね。
そのきっかけになったのは、オリックスバファローズの優勝で、優勝の記念にオリックスの帽子でも買うかと思い立ち調べたところ、定番のニューエラではなく47brandというブランドで、非常にファッション性の高いキャップが売られていることを知り、キャップ業界の奥深さを知ったのです。
それ以降、様々な形や球団のキャップを買い集め、今では相当なコレクションになってしまっている状態です。
そんな、私をキャップ沼に誘い込んだ47brand、そして定番のニューエラ(New Era)はどのような違いがあるのでしょうか?
今回はそれぞれのブランドと商品コンセプトの違いについて超ざっくり解説していきたいと思います。
超ざっくり解説!ニューエラ(New Era)vs47ブランド
まずは、今全世界でキャップといえばこのブランド「ニューエラ」について解説してみます。
ニューエラ(New Era)とは?

ニューエラは、アメリカのニューヨークバッファローで生まれた、世界で最も有名なキャップブランドです。
メジャーリーグでは公式キャップとして全球団共通で採用され、日本でもジャイアンツをはじめとした多くの球団が公式キャップとして採用するなど、野球帽ブランドとして確固たる地位を築いています。
ニューエラ(New Era)の商品の特徴
ニューエラの商品の特徴は、そのサイズラインナップの多さです。

それまでのキャップブランドは、極力在庫を無くすためにサイズ調整のためのスナップバックなどを採用し、一つのサイズで多くの頭の大きさにフィットするような設計になっていることがほとんどでした。
一方、ニューエラでは1/4インチや1/8インチ刻みでキャップサイズを展開し、細かく作り分けを行なっています。
これには企業側にとっては大きなデメリットを伴う決断で、サイズ毎にキャップを作り分け、在庫しなければならないため、一つのモデルに対して作成する点数が圧倒的に増えてしまい、想定通りに売れなければ不良在庫になってしまうのです。
その反面、メリットとしては、キャップの後ろにスナップバックが必要なくなるため、背面にまでデザインを施すことができるという点があります。
そして、キャップの後ろにリーグロゴを入れるなど、デザイン性が向上したことで野球ファン向けのアイテムとしてだけではなく、ストリートを中心に大人気を博すこととなりました。
また、ニューエラといえば、新品キャップについているシールすら人気があり、このシールを剥がすか剥がさないかでしばしば論争が巻き起こっています。
ニューエラ Stickers ニューエラステッカー ダイカット バイザーステッカー L ブラック 11601145 ブラック …
47brandとは?
続いて、47brandです。
47brandは、アメリカボストン発祥のキャップブランドで、創業70年を誇る老舗です。
お気づきの方もいるかと思いますが、ニューヨークとボストンはヤンキースとレッドソックスのライバル関係が有名であり、キャップブランドでも競い合っているというところが面白いですね。

47brandは、知名度ではニューエラには劣りますが、独特の被り心地と、デザイン性の高さ、高い品質などから、全米で確固たる人気を博しており、日本では千葉ロッテマリーンズや楽天イーグルスが公式サプライヤーとして採用するなど、近年特に高い評価を受けるブランドです。
また、アメリカでは大学スポーツの公式キャップのサプライヤーになっていたりNFLのチームキャップを提供していたりと、幅広く商品を提供しています。
47brandの特徴とニューエラ(New Era)との違い
47brandの商品の特徴としては、ユーズド感を強く押し出したデザインです。
47brandでは、全体的にウォッシュド加工を施した商品が多くなっており、最も定番のクリーンナップというシリーズでは、キャップの鉢部分のノリづけがない柔らかい被り心地を押し出したものとなっています。

ニューエラがシールすら剥がさない「新品感」を押し出すのに対して、47brandでは着倒したような「こなれ感」が魅力となっているわけです。
また、47brandのほどんどのキャップはサイズ調整ができる点もニューエラとの違いとなっています。
これはもちろん、生産と在庫の都合上、ニューエラのように複数サイズを大量生産・大量在庫できないという事情もあります。しかし、一方でサイズ調整部分のデザインには気を使っており、本革を使用したモデルや、大ぶりの真鍮金具を使用したモデルなど、デザイン面での差別化の要素にもなっています。
また、ニューエラとの大きな違いとして、メイン商品のツバ部分が最初からカーブしているという点が上げられます。
ニューエラで最も定番商品である「59FIFTY」は、未使用時の直線的なツバが特徴で、ストリートではそのまま使用するのもおしゃれとされています。
一方、47brandでは、販売時点からツバが曲がった状態で販売されている商品がほとんどでやはりここでも、ユーズド感を押し出した商品設計になっていますね。
結局、ニューエラ(New Era)と47のどちらがおすすめなのか?
さて、では最終的にニューエラと47brandのどちらがおすすめなのでしょうか?
こればかりは、完全に個人の好みであり、「実際に被ってみて〜」という身も蓋もない結論になってしまうのですが、利用シーン別にならおすすめが考えられそうなので、いくつか例示したいと思います。
①人と違う自分を演出したい場合
他の人と違うセンスを演出したい場合は、47brandがおすすめです。
キャップ横の47ロゴがニューエラとは異なる魅力がありかなりかっこいいですし、キャップ好きであれば「あえての47」だっていうのはわかりますので、アピールになることは請け合いです。
[’47ブランド] キャップ 帽子 メンズ ’47 Brand Free Size ブラック×チャコールグレー ’47brand186
②ツバを曲げずにストリート風に被りこなしたい場合
この場合は絶対にニューエラです。
47にもツバが曲がっていないモデルもありますが、最も多く流通しているクリーンナップは元々ツバが曲がった状態の商品ですし、他の商品についてもツバまげ前提の商品が多くを占めています。
その点、ニューエラは先ほども書いた通り、新品であることに価値を見出されてきた歴史もあるため、ツバをまげない被り方もメジャーです。
ストリート風の被り方に拘りたい方はニューエラ一択と言っていいと思います。
ニューエラ(ニューエラ) 59FIFTY ニューヨーク・ヤンキース キャップ 12336660 (ブラック/M/Men’s)
③限定モデルやコラボモデルのキャップが被りたい場合
この場合も基本的にはニューエラですね。
まず、そもそも展開しているラインナップの量が違いますし、コラボも頻繁に行っています。
ちなみに、私は岡本太郎コラボモデルのキャップを愛用していますが、このコラボはニューエラでしかないので、大きな魅力ですね。
一方で、東京六大学とのコラボモデルや、私が購入したオリックスバファローズの黒のミニロゴなど、47にしかない一部のコアなモデルも存在するので、その場合は47も選択肢に入ってきますね。
④リーズナブルにキャップを楽しみたい場合
実は47brandのキャップはニューエラのキャップより数百円安い価格設定になっています。
メイン商品のクリーンナップならほぼ全て4000円を超えない価格設定となっておりかなりリーズナブルです。
ちょっとしたTシャツと変わらない値段でキャップが楽しめてしまうということから、色違いやロゴ違いなどでコレクションしてしまう人も多く、コレクションしたとしても出費もたかが知れていることから、お財布にも非常にありがたいですね
⑤公式モデルにこだわる場合
公式キャップにこだわる場合は、ニューエラに軍配が上がると思われます。
もちろん47でも楽天や千葉ロッテなど公式キャップはありますが、メジャーリーグは全チームがニューエラを採用していることを考えると、公式感ではニューエラが間違いなく上でしょう。
選手と同じ形、同じサイズ、またイベントごとに制作されるキャップ横の限定ラベルも選手と同じなど、スポーツファンからすると嬉しいラインナップと言えます。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
どちらのキャップブランドにもコンセプトが存在し、見どころのある商品展開をしています。
キャップとの出会いは一期一会です。ど定番の商品でなければ、いつ同じモデルが買えるかわからないですし、二度と手に入らない場合もしばしばですので、直感を信じてまず買っちゃうっていう思い切りも大事ですね!