【色落ち評価】正藍屋『ピュアブルージャパン』のデニムを3年エイジングした結果

正藍屋「ピュアブルージャパン(Pure Blue Japan)」ジーンズの色落ちレビュー

私の密かな趣味に「ジーンズ育て」というのがあります。

上野のアメ横でダメージの入っていない新品ジーンズを買ってきては、日夜履き込むことで自分好みのシワや色落ちを作りあげ、唯一無二の個性を持った一本に育て上げていくのです。

今回は、最近最も良い状態に育てることに成功した正藍屋「ピュアブルージャパン(Pure Blue Japan)」ジーンズの色落ちレビューをしていきます。

正藍屋とは?

有限会社正藍屋は1997年にデニムの聖地である岡山県倉敷市児島で創業したデニムブランドです。

代表取締役社長の岩谷健一氏は、父の転勤の都合で岡山に移り住み、そのまま岡山で生地商社で営業をしていました。生地の販売を通して、徐々に服作りに興味を持ち始め、なんと25歳で独立し自ら服を作り始めたというチャレンジ精神にあふれた人です。

有限会社正藍屋 代表取締役社長の岩谷健一氏

元々が営業職で服作りのノウハウは全く持っていなかったため、パーツ数の少ないジーンズを選んだとのことなのですが、作っていくうちにその難しさと奥深さにハマりこんでしまったとか。

商品を差別化するために、徹底的に日本の素材と技術にこだわった服作りをしようと志し、特にジーンズの色合いを決める藍染にこだわりました。

その際の委託先のある徳島県で藍100%の藍染のことを「しょうあい」と呼ぶことから、正藍屋という社名にしたそうです。

ピュアブルージャパン(Pure Blue Japan)とは?

そんな正藍屋のジーンズのブランド名が「ピュアブルージャパン(Pure Blue Japan)」です。

正藍屋のジーンズのブランド名が「ピュアブルージャパン(Pure Blue Japan)」

藍染や日本素材、日本製に徹底的にこだわった割にブランド名が英語表記なのは、創業当時から海外展開を視野に入れて取り組んでいたからで、海外で伝わりやすいネーミングをということでピュアブルージャパン(Pure Blue Japan)となったそうです。

設立当初、海外での日本ジーンズの評価ははさほど高くなかったのですが、徐々にの作りの良さ、履きやすさ、美しさなどが知られるようになり、ピュアブルージャパン(Pure Blue Japan)のジーンズもニューヨークのSOHOにあるセレクトショップのバイヤーの目に留まったことで個性的な日本ジーンズの代表格として徐々に認知を広げていきました。

少人数の企業であり、旧式の編み機を使っているため大量生産はできず、さらに、卸も日本国内では一部のお店にしか出していないなど、レアもの感、逆輸入感がマニア心をくすぐ要素となって、デニムマニアから絶大な支持を受けるブランドになっているのです。

ピュアブルージャパン(Pure Blue Japan)デニムの特徴とは?

ピュアブルージャパンのデニムの特徴は何と言っても大きくこの2つ。

1藍色の美しさ

まず、言えるのは藍色の美しさです。

ピュアブルージャパン(Pure Blue Japan)デニムの特徴とは?

これは通常のデニムと製造方法が全く違うことが要因となっています。

通常のデニムは白い糸の状態で生地を編み上げたのち、染料で染色してデニムを仕上げますが、ピュアブルージャパンのジーンズは、「先染め」という生地編む前に糸を染め上げる手法を取っています。

この工程を挟むことで製造難易度は大きく上がるのですが、生地の内側までしっかり藍色を行き渡らせることができ、より深みのある藍色を表現することができるといいます。

後半の色落ちレビューでも出しますが、私のデニムも履き始めて三年が経ち、何度も洗濯を経た今でも濃い藍色が残っており、よく落ちている箇所との濃淡が深い味わいを生んでいます。

2生地表面のざらざら感&ゴツゴツ感

また、一見してわかるのは、生地表面がスラブ生地のような手触りで、ところどころコットンの隆起が見えるようなざらざらした質感となっていることです。

ピュアブルージャパン(Pure Blue Japan)デニムのゴツゴツ感

これは、前出の先染めした糸をあえて旧式の織機で織り上げることで出している風合いで、生地商社に勤めていた社長ならではのこだわりと言えます。

また、ステッチには通常のデニムに使う糸よりも太い糸を使い、さらに縫い目も広めにとることで、手縫いのような無骨感を出しています。

正藍屋「ピュアブルージャパンXX-003」色落ちレビュー(3年モノ)

さて、本題の色落ちレビューをしていきます。
ちなみに買ったのはベーシックなストレートモデルである「XX-003」です。

ピュアブルージャパンXX-003:全体の色落ち

ピュアブルージャパンXX-003:全体の色落ち

全体的に紺〜濃い水色くらいまで色落ちしています。

色落ち具合としては、座り仕事が多いため前面のヒゲ周りが特に色落ちしており、自分の座りグセ通りに入ったヒゲが気に入っています。

ピュアブルージャパンXX-003:前面ヒゲ周り

ピュアブルージャパンXX-003:前面ヒゲ周り

そのヒゲ周りをアップ。

折り目の山側はしっかり白くなっていますが、谷側はほぼ購入当時と同じくらいの濃い藍色が残っているのがわかるでしょうか?この立体感がこのジーンズの魅力です。

ピュアブルージャパンXX-003:モモ〜ヒザまわり

ピュアブルージャパンXX-003:モモ〜ヒザまわり

膝周りはももから膝上を中心によく落ちています。

特にももはスラブ生地ならではのボコボコのため、一般的なジーンズのように縦線で色落ちしていくのではなく、点で色落ちしていくのが特徴です。

ピュアブルージャパンXX-003:後面

ピュアブルージャパンXX-003:後面

座り仕事なので、尻周りの色が落ちやすいのが悩みですが、今のところ状態はいいと思います。

右ポケットの葉のマークがおしゃれです。

ピュアブルージャパンXX-003:ヒザ裏

ピュアブルージャパンXX-003:ヒザ裏

キレイにハチの巣が出てきました!

購入当初はなかなかハチの巣ができず悩んでいましたが、じっくり履き込むことでかなり深いハチの巣を刻むことができました。

ピュアブルージャパンXX-003:すそ

ピュアブルージャパンXX-003:すそ

裾は美しい青のセルビッジを見せたいので、ロールアップで履いています。

当然折り目から生地がダメージしていっていますが、それも味だと思います。

ピュアブルーはデニムとしては上級者向き。一生ものの一本としていかが?

さて、いかがでしたでしょうか?

ピュアブルージーンズは、生地の染めも深く、質感も独特なので、どちらかといば上級者向きの一本かもしれませんが、間違いなく一生ものの一本に育ってくれると思います。
私のレビューが皆さんの参考になれば幸いです。

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