ここ数年トレンドとなっており、よく聞くようになった「ビッグシルエット」。
ジャストサイズよりもダボっとした着こなしが今のトレンドらしく、テレビなどを見ていても男女問わず大きめサイズの衣服に身を包んでいる芸能人をよく見かけますね。
我々一般消費者が「ビッグシルエット」という言葉を目にする瞬間というのは、店頭などで見かけるTシャツでしょう。
Tシャツは、ワイシャツやジャケットと違って、製造工程上サイズ調整がやりやすく、消費者側としても安くお試しが出来るため、初めてのビッグシルエットチャレンジには最適な衣類といえます。
一方で、「ビッグシルエット」と対を為す言葉として「オーバーサイズ」という言葉もありますね。
どちらも大きめという点は同じですが、細かな意味の違いがあることをご存知でしょうか?
今回はビッグシルエットとオーバーサイズの意味の違いと、最適なTシャツの選び方について解説していきます。
ビッグシルエットとは?
ビッグシルエットとは、読んで字のごとく「大きめ」という意味です。
ビッグシルエットの主な文法は以下の三点となります。
- ドロップショルダーと呼ばれる肩の位置
- ヒジまで届く袖丈
- ルーズなボックスシルエットの身幅
なお、着丈については通常サイズのTシャツとほぼ同じ丈に揃えられていることが多くなっています。
ちなみに、下の写真はMサイズのビッグシルエットTとLサイズのレギュラーTシャツの比較です。
肩幅、身頃、袖丈は微妙にビッグシルエットの方が大きいですが、着丈はMサイズのビッグシルエットの方が短くなっていますよね。
つまり、着丈は変えずに、肩幅、身頃、袖丈をゆったりと大ぶりに作ったTシャツがビッグシルエットだと思ってください。
オーバーサイズとは?
一方、オーバーサイズはどんな意味になるのでしょうか?
オーバーサイズは、ジャストフィットよりもワンサイズ以上大きめのサイズを”着こなす”ことを言います。
つまり、普段のサイズより1サイズ以上上のサイズを「選ぶこと」「着ること」をオーバーサイズと呼んでいるわけなんですね。
つまり、「ビッグシルエット」が商品の作りを指すのに対し、「オーバーサイズ」は着こなしを指す言葉だというわけです。
ただし、ユニクロなどでは「オーバーサイズ」という名前で大きめのTシャツを販売したりしていますので、実際のところ、かなり広義に同じ意味で捉えられ、分かりやすさの観点であえて区別をつけていないケースもあるようです。
ビッグシルエットの着こなしテクニック
ビッグシルエットは、前で説明した通り全体的に大ぶりな作りで、ルーズショルダーかつ、ひじくらいまで袖が来る作りになっており、そのシルエット自体を楽しむことが服としての正解です。
つまり、重ね着やジャケットを羽織って上から隠してしまうような着こなしには向かず、一枚で着るのに適したデザインだと言えます。
オーバーサイズの着こなしテクニック
逆にオーバーサイズTシャツは、先ほど説明した通り、着こなしを表した言葉です。
要するに通常の作りのTシャツを大きいサイズで着ればオーバーサイズになるので、形状も一般的なTシャツとおなじで自然なシルエットとなります。
ですので、上からジャケットなどを羽織っても自然なシルエットとなり、見た目のだらしなさや、生地が余ってシワが寄るなどの影響はビッグシルエットに比べて抑えられます。
つまり、通常のTシャツのように一枚で着ることも可能ですし、重ね着してもきれいに着れるのが特徴です。
仕事用としてジャケットと合わせる方はビッグシルエットではなく、オーバーサイズで選ぶと良いでしょう。
ビッグシルエットTシャツを選ぶときのコツ
ビッグシルエットTシャツは、そもそも全てのパーツが大きめに作られていますので、本来はジャストサイズからサイズを上げる必要はありません。
ただし、よりルーズに着こなしたい場合は1サイズ程度上げて購入すれば大きな失敗は無いでしょう。
もし、あなたがオシャレ上級者で、さらにサイズを上げても着こなせる自信がある場合や、体格的に大柄で大きめサイズが好きな場合などは2サイズ以上上げても大丈夫だと思います。
ただ、当サイトではあくまで「失敗しない」という観点で、初めてのビッグシルエットを選ぶ場合を想定し、あくまでジャストサイズ、上げてもワンサイズをおすすめしておきます。
オーバーサイズTシャツを選ぶときのコツ
一方、オーバーサイズを選ぶ際には、まず「どのように着たいか」を考える必要があります。
具体的にはTシャツ一枚で着るのか、ジャケットやカーディガンを羽織って重ね着をするのかということです。
Tシャツ一枚で着る場合は、1~2サイズ上げても問題ありません。
ファッション系Youtuberの方などは2サイズ程度上げることを推奨する人もいますので、近年のトレンドな着こなしを目指すなら思い切ってサイズを上げてみるのも良いでしょう。
一方、ジャケットなどを上から羽織る場合は、羽織りモノのサイズも考えてサイズを選ぶ必要があります。
というのもジャケットがジャストサイズの場合、中のTシャツだけが大きいと、裾からTシャツが大きくはみ出すことになりダサい印象を与えてしまうからです。
よって、上に羽織りモノをする場合は、あまりサイズを上げ過ぎずワンサイズ程度のアップに留めておくといいでしょう。
もちろん、ジャケットやレイヤードのシャツも大きめで揃えている場合にはその限りではありません。
当サイトオススメのTシャツ
最後に、無地Tシャツ収集が趣味の一つである当サイト管理人がオススメする高コスパTシャツをご紹介します。
当サイトがおすすめするのはグンゼ「ボディワイルド」のTシャツです。
ボディワイルドのTシャツは、何といっても一枚でも透けない生地の厚み、日本人に合いやすい形状と細部の作りの良さ、そして体系やニーズに合わせた種類の多さです。
ボディワイルドのTシャツのフラッグシップはこちらのヘビーウェイトTシャツとなります。
[ボディワイルド] 半袖Tシャツ クルーネック Tシャツ ヘビーウエイト 超厚手 綿100%1天竺 ポケット付 BW521…
オーソドックスな丸胴編みのボックスシルエットがどんなファッションにも合いやすく、他社だと大幅に値段が変わってしまう「ポケット付き」でもほとんど値段が変わらないのもうれしいところです。
また、ボディワイルドではビッグシルエットTシャツも作っており、こちらもかなりのヘビーウェイトで一枚でカッコいい作りになっています。
[ボディワイルド] Tシャツ 半袖 クルーネック ビッグシルエット ヘビーウエイト 厚手 綿100% 天竺 BW5215 …
ユニクロなどでもビッグシルエットTシャツは作っていますが、そちらで満足できない方、コットン100%で質の良いTシャツを探している方にはお勧めです。
その他、ジャケットを羽織る人に向けてうしろ襟だけを高くした「ドレスTシャツ」なども作っており、痒い所に手が届く品ぞろえと、グンゼ品質が魅力のTシャツとなっています。