私がヨギボーを”買わなかった”理由|ヘタりや寿命など感じたデメリット5つ

ヨギボーマックスでくつろぐイメージ

最近、テレビCMも放送され、人気急上昇のヨギボー(yogibo)。

異次元の柔らかさと適度なコシでどんな座り方でも体にフィットする、「今一番人をダメにしているソファー」と言える商品です。

私は、少し前に10年選手のソファーが破れてしまったことをきっかけに部屋の模様替えを検討し始め、その独特な風貌と模様替えのしやすさから、私の家でもヨギボーがファーストチョイスに上がり、二週間もの長期間購入を悩みまくりました。

しかし、熟慮に熟慮を重ねた結果、ヨギボーは購入しませんでした。

今回は、その理由を書いていきたいと思います。

これから書く内容は、少し刺激的かつ良いことばかりではないと思いますが、皆様が買い物に成功していただくための一助になればと思い、一人の購入検討者が感じた素直な感想を記していければと思っています。あくまで、個人の感想ですので悪しからず。

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ヨギボー(Yogibo)とは?

ヨギボー(yogibo)とは、アメリカ東海岸発祥のいわゆる「人をダメにするソファー」の一種です。

最近ではテレビCMも放映されていたり、芸能人がおすすめしたりしているので知っている方も多いでしょう。

人をダメにするソファーと言えば、無印良品が有名ですが、無印良品とヨギボーの違いはそのサイズです

ヨギボーは一番人気のヨギボーマックスで全長170cmと大人一人ぶんほどの大きさがあり、 ソファーとしてはもちろん、ベッドとしても、立てて使えば一人用の椅子としても使えます。

その自由自在さと座ったときのダメ感が人気の理由となっています。

ヨギボーのメリットとは

購入検討時に考えた、ヨギボーのメリットを挙げてみます。

メリット1:人をダメにする柔らかさ

ヨギボーを一言で説明すると、要するに大きいビーズクッションです。

触り心地はまさにビーズクッションそのものなので、購入を検討している方は普通のビーズクッションの触り心地を想像してもらえれば良いと思います。

体の形にソファーが大きく凹み、どんな形でも座ることができ、その座り姿はまさにダメ人間

居間ではとにかくリラックスしてダラダラ過ごしたいという方にもってこいです。

メリット2:座り方が自由自在

ヨギボーは、ビーズクッションをかつてなかったほど巨大なカバーで作成したことに商品としての面白さがあります

そして、通常よりもやや高密度に充填されたビーズによって適度なコシが生み出され、立てて椅子のように使ったり、数人がけのソファーとして使ったり、ベッドにしたりなど様々な使い方ができるのです。

疲れて帰ってきた時にはベッドのように寝転がったり、テレビを見る時にはソファーとして座るなど、無印良品の「体にフィットするソファー」にはない座り方の多様性が、一般的な人をダメにするソファーとの大きな違いです。

メリット3:移動しやすい

通常のソファーであれば、その重量が故に模様替えはほぼできません。

しかし、ヨギボーは簡単に持ち運びができる形状&重さなので、その時の気分によって気軽に移動することができます。

また邪魔な時には縦に置いておけば、空間を広く使うことができるので掃除の際などに避けておけるのはいいですね。

ヨギボーのデメリットとは

次にヨギボーのデメリットを紹介していきましょう。

デメリット1:ビーズがヘタる

ヨギボー(yogibo)の最大のデメリットはビーズのへたりです。

ヨギボーのへたり感

これは、ビーズクッションを使っている以上は避けることができないデメリットです。

早い人では半年程度でかなり生地が伸び、柔らかくなってしまい、年単位で使うと当初の面影がないほどコシがなくなってしまうようです。

ですので、定期的に替えのカバーを購入したり、ビーズを補充したりなどのメンテナンスをして元の張りを取り戻さなければいけません。

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デメリット2:意外に場所を取る

そして、これは購入するモデル次第ですが、意外に場所を取ります

最も人気のあるヨギボーマックスはその全長は170cmとなっています。幅も60cm程度とほぼ成人男性一人分のサイズがあります。

ヨギボーが大きすぎる様子

つまり、居間に中肉中背の成人男性一人分が寝ていると思っていただければ、どのくらい場所を取るかは想像していただけるでしょう。

ヨギボーマックスは縦にして置いておくことができますが、人の身長ほどあるビーズクッションが部屋の一角に立てかけてある様子はまずまずの威圧感だと思います。

私がヨギボーを買わなかった4つの理由

さて、私が悩みに悩んだ結果、ヨギボーを買わなかった理由をご説明します。

ここから先は個人の感想ですが、これからヨギボーを検討する方にとっては多分役に立つ情報だと思いますので、ぜひ参考にしてください。

お値段がかわいくない

ヨギボーは、一見するとただのデカイビーズクッションなので通常のソファーに比べて安いように想像されますが、決してお値段は安い商品ではありません

例えば、ヨギボーマックスで言えば、本体価格だけで29800円でほぼ3万円

これだけで買えばいいですが、ソファーとして使うのであれば背もたれはマストです。

ヨギボーロールマックスという商品がそれで、15000円。

そして、洗濯用の替えカバーが一枚約9900円(割引が利けば40%オフ)

つまり、ワンセットを購入すれば5万円〜6万円の出費が必要となります。

この値段なら、ニトリやイケアで中級以上のソファーが買えますし、すでにあるソファーとの入れ替えを考えるのであれば、ニトリで買えば3000円で引き取りも同時にやってもらえて一石二鳥です。

トータルの出費を考えると、よほどヨギボーに惚れ込まなければホイホイと出せる金額ではないという印象です。

メンテナンスコストが高い

高額で購入した以上、長期間使って元は取っていきたいものですが、問題になるのが先程指摘した、ビーズのへたりというデメリットです。

常に快適な状態を維持するためには、定期的なメンテナンスは必須です。

そして、いくらメンテナンスをしてもいずれメンテナンスの限界に到達し、私の見立てでは最長でも5年が寿命といったところではないでしょうか

5年しか持たないであろう商品のために、替えカバー9900円や補充ビーズ4800円など、決して安くない投資を定期的に行わなければいけないのが、費用対効果に見合わないのではないかと感じ、購入とは別にかかるコストがバカ高いことがネックになりました。

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納品が遅い

ヨギボーは最近特に人気が高まっています。

さらに、コロナウイルスにより在宅時間が長くなったことで、住環境を見直す機運が高まったことで、注文が立て込んでいるようです。

その結果、納品まで早くて1ヶ月半がかかるという状況に陥っています。

私の場合、すでにソファーが壊れ始めていたため、1日でも早く商品が欲しいという状況です。そんな中で1ヶ月半待たされてしまう状況というのは大変なマイナスでした。

販売元が家具屋じゃない

ヨギボーは2009年にアメリカの東海岸で生まれた商品とのことで、発祥はアメリカだそうです。

日本で販売されているヨギボーは、株式会社ウェブシャークという会社が本家アメリカのヨギボーから権利を買い、日本で販売している商品ということになります。

その販売元の株式会社ウェブシャークという会社は、EC界の一部では有名な「電脳卸」というドロップシッピングやアフィリエイトの胴元をやっている業者です。

電脳卸のイメージ

つまり、ECや販売システムについては先駆け的な一社ではあるものの、家具などについては特に専門性があるというわけではないと思われます。

商魂たくましいEC商社が勝ち目のある商品を見つけてきて、自社のアフィリエイトシステムで一気に口コミを拡散させたと想像されるわけです。

当サイトもアフィリエイトは利用していますが、個人的にアフィリエイトに良い印象を持っていないため、ちょっとその商魂たくましさに引いてしまったというのが正直なところです。

口コミが信用できない

上記に書いた通り、もともとアフィリエイトの胴元をやっていた業者が販売してるのがヨギボーです。

ヨギボーももちろん自社のアフィリエイトシステムに乗せて販売を行っています。

アフィリエイターというのは、本当にその商品が良かったか、悪かったか、もっと言えば本当に使ったかどうかは関係なく、とにかくその商品を褒め称え、読者の購買意欲をそそる書き方をするものです。

副業ブロガーが金に目が眩んでいる様子

確かに、ヨギボー自体は良い商品だと思いますし、これによってライフスタイルを一変させることもできるでしょう。

しかし、それらの口コミがアフィリエイト収入を得るために書かれた、実感に基づかないものである可能性もあるわけで、全ての口コミを信用することができないというのが、ひねくれた私の感想でした。

というのも何を隠そう、私も過去に誰もが一度は使ったことのある日本最大のアフィリエイトサイトの企画担当をしていたことがあり、業界のことは人より詳しい立場にいたのです。

そういう目から見て、ネットの高評価を鵜呑みにすることはできないなという感想をもって少し冷静に見ています。

結局、ヨギボーは買いませんでした。

上記で挙げたような点を鑑み、大変悩んだ結果、私はヨギボーを買いませんでした。

大変悩んだのは、間違いなく良い商品だし、ライフスタイルを変える力を持った商品だったからです。

色々とデメリットや裏話なども書きましたが、あくまで私個人の意見であり感想です。

しかし、買った人やアフィリエイターが語る良い面ばかりではなく、検討した結果買わなかった人間が感じたマイナス面も考慮に入れることでより良い買い物ができるのではないかと思っています。

一つの情報として皆様の買い物を有意義にするための一助になれば幸いです。

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この記事を書いた人
サトウツトム

仕事道具やガジェットでやる気を補充するタイプの戦略コンサルタント。
専門はWEBマーケティング戦略、営業戦略、商品設計、オペレーション構築など。
常に「賢者の買い物」を志し、高いものより長く愛せるものを探している。

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