私は本業では経営コンサルタントをしておりまして、仕事では「生産性向上!」と口酸っぱく言われています。
日々のアウトプットの最大化には、業務効率の向上は至上命題なのです。
そんなデスクワークの効率化と言えば、キーボードとマウスの使い方です。
そもそもコンサルタントであれば、ショートカットを多用することで極力マウスを使わないことを良しとする風潮がありますが、とはいえ完全にマウスを使わずに仕事をするのは不可能です。
外出先で作業をする際などにタッチパッドでは作業効率が落ちるため、使い勝手が良く、持ち運びにもよく耐え、薄型で鞄に入れやすいマウスを使うことは、想像以上に業務効率を高めることができます。
そこで今回ご紹介したいのは、バッファローの『フレクサスマウス(Flexus)BSMBW335NBK』というワイヤレスマウスです。
私は実際にこのマウスを一年間使用しましたので、その実感と使用感を詳細にレビューしていきたいと思います。
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バッファロー『フレクサス(Flexus)』とは?
バッファロー『フレクサス(Flexus)』とは、主に出張や客先での作業が多いビジネスマンをターゲットに展開しているバッファロー内のブランドシリーズ名です。
フレクサスのコンセプトは「いつでも、どこでもスマートに働く」となっており、外出先のような十分な作業環境が無い場所でも快適に作業を行うための様々な工夫が凝らされた商品を揃えています。
その中でもフレクサス(Flexus)ワイヤレスマウスは、その携帯性、静音性、プレゼン機能など、モバイルワーカーの仕事現場を考慮した気の利く仕様を搭載し、外出先での使い勝手を徹底的に考え抜いた仕様で高評価を得ています。
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バッファロー『フレクサス(Flexus)ワイヤレスマウス』の良かったところ
まずは、フレクサスワイヤレスマウスの良かったところを紹介していきます。
とにかく薄く、ビジネスカバンに入れやすい
フレクサスワイヤレスマウスで最もうれしかったポイントはその薄さです。
薄さは26mmとロジクールの「Pebble-ぺブルM350(26.5㎜)」やエレコム「Slint-スリント(28㎜)」などの各社の薄型ワイヤレスマウスを上回る薄さです。
そして、その薄さ以上に携帯性を高めてくれるのが、先細の形状です。
薄型マウスの中で最も人気が高いロジクールのぺブルM350だと、丸くぽってりした形状になっていますが、先細形状を採用することでスーツの胸ポケットや内ポケット、鞄のポケット収納などにもスムーズにすっと入れることができ、非常に収まりも良くなっています。
手へのフィット感が素晴らしい
薄型、小型のマウスは手馴染みが悪く疲れるイメージがあると思います。
確かに、小さくて薄いマウスは、使い始めは慣れが必要で最初は疲れる場面もあります。
もちろん、それは慣れが解決する問題でもあるのですが、形状によって疲れの度合いも変わります。
その点、フレクサスワイヤレスマウスでは後方に重心があり、ふくらみを持った形状になっているため、指が疲れた時や特にスクロールをしないときなどには、手の腹を乗せて指や手首を休めることが出来ます。
他社で同じような形状を採用しているのは、エレコムのスリントでしょう。
一方、同価格帯では一番人気を誇るロジクールのぺブルは比較的平坦な構造になっているため、そのような使い方は難しくなっています。
↓エレコム「Slint」
見た目がカッコいい
ごく主観的な評価になりますが、見た目がカッコいいところは選んだ大きな理由になりました。
装飾の少ないシンプルな見た目とエッジの立ったデザインは客先でも恥ずかしさはなく、堂々と使用できます。
デザインには二種類あり、ジオメトリーデザインというポリゴンCGのようなデザインと、すっきりとした見た目のスタンダードデザインです。
ジオメトリーデザインも非常にセンスは感じますが、おすすめはやはりスタンダードデザインです。
スーツなどとの相性を考えるのであれば無駄な装飾の無いスタンダードがベストチョイスでしょう。
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バッファロー『フレクサス(Flexus)ワイヤレスマウス』のダメなところ
次にフレクサスワイヤレスマウスのダメなところを見ていきましょう。
ブルートゥース接続非対応
残念なポイントの一つでブルートゥース非対応という点が挙げられます。
近年のパソコンはUSBポートがどんどん少なくなっています。
私がプライベートで使用しているSurface Pro7もUSBポートはわずか一つで、基本的には外部メモリの接続用という感じです。
マウスやキーボードなどは基本的にBluetoothで接続するのがメーカー各社の推奨なのでしょう。
USBポートが一つしかないということは、外付けHDDなどを接続した場合はマウスが使えないということになるわけです。
そう考えると、ブルートゥース機能が搭載されていると大変助かるわけですね。
LEDの出力が安定せず壊れやすい
フレクサスマウスは所謂光学式マウスの一種ですが、そのセンサーにはBlueLEDセンサーを採用しています。
BlueLEDセンサーは、旧来の赤色LEDを使用した光学式センサーよりも光の波長が短く、机の微細な柄やホコリすらキズ、ホコリすら読み取ることができるため、光沢のある机や透明な板の上ですら使うことが出来る高性能を誇ります。
そのくせ、原理的には従来の光学式マウスと同様であるため、製造コストも低いという良さがあるため、今最も普及しているのはこの形式だと思われます。
さて、このBlueLEDセンサーですが、購入して数か月は非常に好調に使用できておりましたが、ちょうど一年くらい使った最近になって、読み取りが上手くいかないことによるカクツキが目立つようになり、ついに仕事に使うには厳しい状態になってしまいました。
私の扱いの問題や個体差などはあるかもしれないのですが、一年持たなかったという事実はこの場でお伝えさせていただきます。
プレゼンモードはあまり出番がない
フレクサスマウスの大きな特徴の一つがプレゼンモードです。
本体裏の小さなボタンを長押しすることで、パワーポイントなどのスライドをめくる動作がマウスに割り当てられ、プレゼンの壇上でスライドコントローラーとして使用することが出来るという機能です。
確かに、設備が不十分な環境でプレゼンテーションする場合には役立つ機能ですし、ページをめくるたびにPC操作をする必要が無いため、スマートな印象を与えることが出来そうです。
しかし、よほど特殊な立場の方でない限りは、そうそう頻繁にプレゼンで壇上に立つことはないと思いますし、壇上には演台が用意されている場合もあり、わざわざ演台を無視してスティーブジョブズよろしく大演説を演じるケースはそうそうないと思われます。
また、最近ではコロナウイルスの影響でオンライン化も急速に進んでおり、この機能の出番はより一層減ってしまっています。正直宝の持ち腐れになってしまっているというところでしょうか。
フレクサス(Flexus)ワイヤレスマウスの総評
色々とデメリットも言いましたが、仕事用マウスとしてフレクサスマウスは非常に優秀でした!
外出の多いビジネスマンのモバイルツールとしてはもちろん、コロナ時代の家マウスとしても使い勝手はかなり良いと思います。
何より薄くて場所を取らないのがイイ!
販売当初よりだいぶ値下がりしているようなので、少しでも気になったら是非手に取ってみてください。
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