PayPay、楽天Pay、LINEPayなどと、消費税増税後、キャッシュレス業界が活況です。
一度キャッシュレスに慣れてしまうと、大きな財布や小銭を持ち歩くのが馬鹿らしくなってきます。
せいぜい持ち歩く必要のあるものと言えば、少額の紙幣とクレジットカード、そしてSuicaをはじめとした交通系ICカードくらいのものです。つまり、カードが2~3枚、紙幣が1~2枚入れば財布としては十分というわけです。
薄い財布になれば洋服にも響かないので、ファッション的にもカッコよく決まりますし、小銭をはじめ持ち物を持ちすぎないことで盗難対策にもなりますね。
そんな中、私は薄い財布として「ベルロイ(Bellroy)カードスリーブ」を選びましたので、その理由を説明したいと思います。
ベルロイ(Bellroy)とは?
ベルロイは、2009年にデザイナーのアンドリュー・フォールショーとハドリアン・モンループ、エンジニアのリナ・カラブリアとマシュー・フォールショーによって設立されたオーストラリアの新興ブランドです。
ちなみに、「ベルロイ」という名前は、会社がオフィスを構えるベルズビーチとフィッツロイの町に由来しています。
2000年初めころ、ノームコアをはじめとしたシンプルなファッションが流行しました。
着るものも体のラインに沿ったスリムなものが多くなり、かさばる財布はポケットに収まらないなど問題が発生し始めていました。
そこに目を付けたのが、ベルロイの創業者グループでした。
彼らは、極限までスリムでデザインの良い財布を追い求め、研究の結果ついに製品を発表します。
ベルロイが最初の財布を発表したのは2010年の8月ですが、時代を掴んだ極限までスリムなデザインは一躍世界中の心をつかみ、瞬く間に120か国を超える国で流通するようになりました。
ベルロイ(Bellroy)のカードスリーブの良い点・悪い点
今回購入したのは、ベルロイ(Bellroy)のカードスリーブという財布です。
こちらの財布の特徴はとにかく薄いことです。その薄さ0.7㎝と極限まで薄く作ってあります。
そして、その薄さに反して革の品質が非常に高いことも特徴です。
ネットではなかなか伝わらないかもしれませんが、ヌメ革のしっとり感と柔らかさが抜群です。
特に柔らかさについては、クレジットカードの数字が軽くボコッと浮き出てくるほどの柔らかさで、一万円を切る低価格にしてこの革の品質は脅威です。
気の利いたギミック「カード引き出し」機能
そして、徹底的なスリムさにこだわっていながら、使いやすさを実現するギミックにもこだわっているのが憎いところ。
それが、こちらの「カード引き出し機能」です。
本体についた小さな「ベロ」を引っ張ると、スリットのない中央部分に収納されたカードが一気に引き出され、以下のように一覧できる状態になります。
省スペースと使いやすさを両立した、気の利くデザインと言えますね。
ベルロイ「カードスリーブ」のデメリット
ベルロイカードスリーブの最大のデメリットは「小銭が入らない」ことです。
省スペースに振り切ったデザインのため、小銭は一切入る余地がありません。キャッシュレス、もしくは紙幣のみに振り切って使う必要があります。小銭は別途小銭入れを持ち歩くか、ズボンのコイン入れに収納するなど、工夫が必要です。
もう一つのデメリットは、軽すぎて「持っている感」が無いということでしょうか。
スーツの胸ポケットに入れていると、うっかり前日のジャケットに入れっぱなし…なんてことも。
キャッシュレス時代の持ち物削減に買って損なし!
さて、メリットもデメリットも紹介しましたが、総評としては買って損なしです!
何よりも薄いですし、他社の薄い財布よりも革の質が非常に高く所有感があります。
日頃持ち歩く荷物を半分以下にすることができるので、キャッシュレスに振り切った方やミニマリストにおすすめです。